今回は、EC業界においてECショップが押さえておくべきSEOの考え方について考察していきます。

 

では本日の目次をお示しいたします。

 

 

まず、集客の全体像から見ていきましょう。集客においては、媒体・販売ルート・企画という三つの要素があります。

 

 

媒体については、チラシやポスティングなどのオフライン媒体、プレスリリースなどのPR、Web広告やSEOを活用したホームページ、さらにはSNS紹介など、さまざまな媒体があります。その中でも、SEOは、ホームページのアクセス数を増やす施策の一つとして位置づけられています。EC業界においては、このSEOからのホームページ流入と、そこからの反響が黄金導線です。

 

SEOとは

 

では、このホームページのアクセス数を増やすSEOとは一体何なのでしょうか。SEOとは、下の図にあるように、「Search」「Engine」「Optimization」の頭文字をとったものです。検索エンジン上で順位を上げ、アクセスを増加させる施策を指します。

 

 

下の図をご覧ください。この図は、検索順位とクリック率を示したものです。

 

 

SISTRIX社調べのデータと弊社の参考値を見比べると大差がないことがわかりますが、ここで伝えたいメッセージとしては、検索上位3サイトが全体のアクセスの半分以上を占めるということです。ですから、SEOによって検索順位を上げることは、ホームページのアクセス数を増加させて反響につなげる上で非常に重要なのです。

 

では、このSEOにはどのような種類があるのでしょうか。下の図をご覧ください。この図は、SEOの種類を示したものです。

 

 

左側のものはマップSEO(MEO)と言い、グーグルマップの中に表示される順位を上げる施策を指します。そして、サイトSEOは、右側にあるように、あるキーワードで検索されたときに、順位を常時上位へと引き上げる施策を指しています。

 

今回は、このサイトSEOについて詳しく見ていきます。そもそも、この数字はどのように確認すればいいのかでしょうか。下の図は、キーワードの優先順位を表したものです。まずは、どのようなキーワードで検索されると上位に表示されるのかを考えましょう。

 

 

多くのユーザーは、エリア・業態・社名でサイトを検索する傾向にあります。例えば、「〇〇市・ファッション・東京スタジオ」などです。これ以外にも、業態に関しては、商品やサービスによってさまざまなワードが挙げられますが、特にエリアと業態のキーワードを組み合わせて検索されるケースが多いため、これらを意識して上位表示させることが重要です。

 

SEO対策

 

では、これらのキーワードで検索された場合に、上位に表示させるためにはどうしたらよいのでしょうか。SEOの基本の考え方について改めて見ていきます。下の図をご覧ください。この図にある通り、グーグルの収益の約90%は広告収入です。

 

 

ですから、グーグルが広告収入を得るためには、広告効果を出しながらも検索キーワードに沿った結果を表示させなければなりません。つまり、「東京 通販」で検索した場合には、東京のものをオンラインで買い物ができるサイトが表示されないと、ユーザーは検索をしなくなってしまいます。

 

 

さらに、下の図をご覧ください。「東京 通販」で検索した際に、関連性がないサイトが表示されたり、信頼性がないサイトが表示されたりすると、ユーザーが離れてしまうことがわかります。ですから、図にあるように、表示されたサイトに関して、検索ワードとの関連度が高いかどうか、信頼度が高いかどうかの二つの観点を意識して上位表示につなげることが重要です。エリアや業態のキーワードで上位表示させるには、関連度と信頼度が非常に重要なのです。

 

 

本日のまとめ

 

改めて、本日のまとめをお示しいたします。

 

checkboxSEOはホームページのアクセスを増やす施策の一つであり、集患に効果的である

checkbox自社ホームページのアクセスを増やすには、SEO対策が重要である

checkboxサイトの上位表示の鍵は、検索ワードとエリア・業態の関連性、サイトの信頼性の高さである

 

以上、今回は、EC業界向けに、SEOを活用してホームページから集客を増やすノウハウについて基礎的な内容をお伝えしました。

 

今後は、このような取り組みを行うことによって集客を増やすことが非常に重要になります。しっかりと対策を行いながら進めていきましょう。

 

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